2009年10月27日

駅とは。。。パブリックコメントへ

東岡崎駅北口駅前広場整備計画(素案)について 提言書 091018

駅とは何か?それは単なる通勤電車の乗降駅でいいのだろうか。


JR岡崎駅/東岡崎駅計画案






JR岡崎駅や現在構想されている東岡崎駅のようなインターチェンジのような車中心の駅から何が生まれるでしょうか。何も生まれません。

人の姿はどこへ行ってしまうのでしょうか。人の姿など考えられていません。
岡崎の駅とは通勤乗降客が毎日行き過ぎるだけのものでも、彼らを駅まで運ぶバスやタクシーやマイカーの待合場所でもないはずです。

それは町の玄関であり、町の顔だという意識が重要です。

外部から来る人は岡崎がどのような町だろうかと胸をわくわくさせており立つ場所であり、市民は我が町、我が家へ帰ってきたとほっとする場所であるはず。だから、駅とは町そのものであるはず。

市民が集い、町を表わす駅とはどのようなものだろうか?

それは水と緑と歴史文化が輝く(行政の掲げる岡崎のテーマ)駅でなくてはなりません。どこまで視野を新たに、忘れられているものを発掘するか、かかわる人たちの想像力が試されるのです。

自分たちの利権だけで町づくりはできない。地元の商店主の綱引きで方向が定められては市民はたまったものではありません。地域の関係者の狭い視野で考えられては貧困な駅しかできないでしょう。

私なら次のようなコンセプトを構築します。


風土や景観/緑、丘、地勢、風の道、乙川、桜並木、岡崎城
歴史や森/六所神社、龍海院、萬徳寺、永昌寺
そして何より駅とは何かに対する強い理念/中心性、人の集まる広場、マーケット
などコンセプトが不可欠です。

新たな構想は、背後の丘の緑や風の道を駅に引き込み、岡崎の新しい中心をつくるセントラルパークとしての駅となる。

駅とは次のようなものをいいます。岡崎を象徴する東岡崎駅構想を提言します。

1.広場をつくる。













2.六所神社とつなげ、参道を復活させる。(かつて名鉄本線は参道を分断し、敷設されました。)












3.丘からの風の道を取り込みます。













4.町への視線を確保する。岡崎城を意識し、乙川の匂いを感じる。












5.広場にマーケットを設置する。