
また、同様のことがボランティアによる市民活動の中にも現れています。意図する、しないにかかわらず、コーディネート、というより管理されることによって、地道な活動が間違って方向付けられてしまったり、最悪の場合には結局は休止に追い込まれたりしてしまうこともあるでしょう。
NPOとは法制上は市民による公益活動を促進することを目的に、市民の自発的で自由な活動に対して広く法人格を付与することにあるとされ、また、事業を運営し、組織を経営するという点が欠けていると言われます。
コミュニティシンクタンクはNPO法人なのかパートナーシップなのか、どのような方向を目指すべきか、その具体的な形態はまだ見えていませんが、彼女が紹介するNPOを表すドラッガーの言葉を借りると、「コミュニティシンクタンクとは自発的で自立的な活動を、市民に支えられて活動し、市民や社会から信頼を得るために、しっかりと自分たちの使命を説明することにある。」
その時に市民からの、社会からの評価が組織を継続させてゆくのだろう。
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