報道番組はどこのTV局でも力を注ぎ、それぞれ、独自性を持っています。一人のキャスターの個性がその方向性を描いているようにも見えますが、キャスターをプロデュースし、番組の方向性を生み出している、生み出し続けているバックオフィスが大切なのだと思っています。そのオフィスの中にこそ、リーダーが存在し、チームでの活動の中から独自の政策が生まれてくるのではないでしょうか。
一人の個性や演技によって作られるのではなく、その背後の集団の能力によって、大きな活動が推進されることが不可欠のようです。
かつて、硬直化した大きな企業は部門を越えたプロジェクトチームやプロフィットセンターをつくり、独立させ、自律させ、自らのイノベーションを行いました。
今こそ、そうした組織体の中にあってメリハリのある、独自の政策を生み出せるチームを抱え、育成する必要があるのです。それは行政や大きな組織体のトップではなく、実際に活動の中心となっている中間的な組織、行政でいえば、図書館長、企画課長、市民協働課長など、中間的リーダーに不可欠とされるものになります。
単純な一方向的な組織体ではなく、考え、行動する組織体、組織としての図書館長によって、どのような館長が来ようとも豊かな活動が保障されるのではないかと考えています。逆に言えば、組織としての図書館長が自ら館長を厳選すればいいのです。
それは誰がどのように入れ替わっても存在し続ける「モー娘。」のようでもあります。
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