地方都市におけるワークショップは危機に瀕しているようです。まるで、羊飼い(ファシリテーター)が柵のなかで羊を遊ばせておくだけのように見えるのです。羊たちは機嫌よさそうに戯れていますが、声を上げると柵の外に追い出されてしまいます。
本来ワークショップとは羊の戯れにあわせて、柵を形づくるものです。また、羊の活動が活発であれば、柵など不要となってしまうかもしれません。羊の本当の姿を知り、その環境はどのようなものがいいのか、その方向を発見することが重要なのですね。
ワークショップの本質とは枠組みを緩めて、身体を使って、求めるものを体現しながら、答えを見つけようとするものです。どこへ行くか分からないけれども、本当の行く先を捜し求めようとするものです。
ワークショップはどこでも、だれでも今や数多くの機会に行われるようになりました。ワークショップはバブルの様相を呈しています。
今、迷いのない、忠実な羊飼いと、従順な羊が地方都市の中で囲い込まれています。
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