弁護士が法廷に提出し、事の是非を争う手段が文面であり、その文面はほとんどが言葉が箇条書きに列記してあるだけです。
以前に、ある場面で、こうした事象を列記した文章による表現を、図や表に表わせば、複雑な事実関係は一目瞭然となり、関係者の真意や行動理由は明らかになると何度も弁護士に訴えたことがありましたが、聞き入れてはもらえませんでした。
彼らの書く答弁書や上告書は第一、から始まり、1,2,3、、、①、②、③、、、と文章が綿密に続けられていて、これでは、いくら読んでもその事実関係を理解することは難しいのです。
しかし、裁判員制度導入によって、言葉だけではなく、状況を図やグラフにし、パネル化することによって一般市民に伝える試みが始まっているようです。また、手振りや身振り、視線や表情まで取り入れて表現されるようです。どこの企業でも、誰でも行っていることですが、ようやく市民のやり方が法律家の非常識を変える時代となったようです。
市民がかかわることによって、法曹界の専門用語や社会認識を変えるだけではなく、こうした手順を一般化、共通化することは、社会の規範を市民の手に取り戻すことになるでしょう。
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