今、キャンパスのあり方を考えています。 15年間、明治学院のキャンパスの再開発に携わり、次代の教育空間とは何かを考え、あり方を模索しているのです。もうそろそろ、戦後の復興期に開発された横並び式のキャンパスの次を考えなくてはなりません。(しかし、信じられないことですが、文科省の推奨プランは今でもそのようなものなのです、、、)
キャンパスを考えるには教育そのものを考える必要があり、高校生と高校教員の本当の関係、、、、それを新たにする必要があります。そのためには古い教員や制度も同時に改革する必要があるかもしれませんが、それが、内部から改革が起きない原因なのでしょう。
しかし、地域との連携の中で、地域の人たちが学校に入ってきます。高大連携が叫ばれ、新たな高等教育が始まります。常に改革を進めるための可変性を持った豊かな空間が必要になります。その可変性が実力ある教師を選別します。エコロジカルな社会に向けて、人と人、人と自然、人と社会の関係が社会生態系の中で混在してゆくはずです。
文科省の推奨する横並び式の制度とキャンパスは近いうちに、このような外部の力によって瓦解することでしょう。
そんなことを考えながら、学校教育を考えていたら、以下のようなサイトに出会いました。どこでも現状を肯定することで、瓦解を防いでいるようです。 教育も、まちづくりも同じですね。
「誇張や美化はやめましょう (教育 / 2008-07-19 )」
http://blog.goo.ne.jp/madographos/e/7bd16681be1cbca2edaaf47f450c1df6
学校から発信する文書に,誇張や美化はありませんか?
学校の姿を,本当に見えている姿以上によく描いてはいませんか?
学校がこぞってホームページを開設し,色刷りのパンフレットを作成します。そこにも商業主義の波が押し寄せます。誇大広告になっていませんか?
ことばは,大切にしなければなりません。できるだけ,真実を包み隠さず伝えなければなりません。それがたとえ,学校にとって不利なことであったとしても。ただ,残念なことに,今の世の中では,誇張や美化のない誠実な学校に,生徒は集まらないのです。
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