2008年5月4日

呼吸するお寺

今、お寺が元気のようです。もともと、かけがえのない資産である境内やひとのつながりに恵まれているので、あとはそれらを活用できるかどうかにかかっていました。

「呼吸するお寺」は大阪の上町台地、天王寺区下寺町にある應典院のキャッチフレーズです。
そのホームページhttp://www.outenin.com/index.htmlを見ると次のように説明されています。


浄土宗大蓮寺應典院塔頭

大蓮寺三世誓誉在慶の隠棲所として1614年に創建された大蓮寺の塔頭寺院です。1997年に再建される際、一般的な仏事ではなく、かつてお寺が持っていた地域の教育文化の振興に関する活動に特化した寺院として計画され、〈気づき、学び、遊び〉をコンセプトとした地域ネットワーク型寺院として生まれ変わりました。音響・照明施設を備えた円形型ホール仕様の本堂をはじめ、セミナールームや展示空間を備えており、演劇活動や講演会など様々活動に用いられています。一般に開放された玄関ホールには芝居や講演会のチラシが置かれ、文化情報の発信および人々の交流の場として機能しています。また、應典院寺町倶楽部の拠点施設として、コモンズフェスタや寺子屋トークの舞台となっています。


宗教、つまり葬送を行い、先祖を供養するという古い宗教的組織ではなく、今を生きる寺子屋の精神を持った、むしろそれ以上の人の集まる場所をプロデュースしようとする使命が見えてきます。
ホームページに記されたトピックスの数々にその見事な息使いが現れています。お寺はコンビニよりも数が多いと言われています。コンビニやお寺が町を席巻する日も近いのではないでしょうか。

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