2008年3月12日

イマジネーション

想像力=イマジネーションとは、何かと何かをつなぐことであって、思わぬ何かがつながっていることに気づくことではないかと思います。

この自由な発想とは突然、あるひらめきのようにわが身に降りかかってくるのものです。それがイノベーションやデザインをうみだす素なのではないでしょうか。

絶え間のない、無限のような、無尽蔵な発想の中から、、、いったん、既成の枠組み、しがらみ、規制、自制を開放することで何かが動き出します。こうした無尽蔵の発想のなかから、規制の枠組みをいったん留保するときにこれまでにないアイデアが浮かび、またそこに新たな価値を見いだすのです。遊びのなかから新たな発想が得られるのもこの転機によるものです。(現象学的哲学でアポケー(判断停止、ポケーっとすること)と言いますが)

現代社会で必要とされているのはこうしたイノベーションやデザインを一人の天才ではなくて、集団として、遂行できる組織体なのではないでしょうか。規制の枠組みを視野に入れながら、その視野を大きく広げることのできる、自由性が不可欠です。そこに新しい祖機体の存在価値があるようです。

それは一人だからやりたいようにやれる、のではなく、一人でも集団でもコンセンサスを得ながら、でも新たなトライを進めてゆくのです。そうした自由な発想の集合体が今必要とされています。ワークショップも本当はそのひとつです。不特定多数による創造です。(いつも言っていますが今の行政などのワークショップは枠組みを解放するものではなく、押しつけるものになっています。)

コミュニテシシンクタンクとは柔らかな、集合による想像力をもち、そうしたイノベーション(新しいしくみづくり)とデザイン(新しいかたちづくり)をうみだす集団的創造組織なのです。楽しくなくてはいけません。

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