2009年9月18日

コミュニティスクール

コミュニティスクールとは地域がつくる新しいタイプの公立学校です。有志による設立提案を地方自治体が審査して学校を設置し、任命された校長がマネージメントチームを率い、教員採用権と経営権を持って学校経営を行うというものです。



「教育委員会が日常的に監督しないと教育の質が保てない」「有志による教育だと偏向的、反社会的教育の場になる恐れがある」「教員をリクルートするとなると、教育の公平さが保たれない」「特別の教育は私立学校で行うべきである」「特殊なニーズに公立学校は適合しない」・・・・・・・金子郁容氏による「コミュニティスクール構想」には学校を変革させるために経営的概念を持ち込もうとする金子氏と旧態然とした教育関係者との格闘が描かれています。


出版されたのが2000年ですからそれ以来9年がたっています。文科省でもコミュニティスクールの普及をめざしてすでに266校(20年度)の公立学校で実践的研究を始めています。まずは既存の校長をトップとした教員システムのなかに地域有志からなる学校運営協議会を設置しているのですが、、、、。http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/community/index.htm



教育大学や教育学部を卒業したばかりの教員の卵が、採用されれば1年目から担任を受け持つなど教育システムの歯車となり、「先生」と呼ばれる。子供との力学的関係は明らかであり、教員には間違えることが許されないとプレッシャーとなるでしょう。また、大切な授業では指導要綱から外れることができずお決まりの解説を続けてゆかねばなりません。


コミュニティスクールとはこうした課題を打破し、教育の本質へ向かうための試みであるはずです。地域の様々な人たちが学校の中に入り、もっと異なる世界観を教員に教えてゆく必要があるのではないでしょうか。それによって閉塞した一元的な関係を打ち破ることができるのではないか、それによってしか改革することはできないのではないかと思うのです。


地域に開くとは、これまでの教員と生徒との一元的な関係によって閉塞した学校社会の中に、新たな価値観を持ち込むことではないでしょうか。「新たな」といっても一般の社会の中では至極当然の価値観なのです。


それが地域に開くこと、学校のオープン化です。コミュニティに開き、コミュニティを受け入れることですね。


1980年代、小学校ではオープンスクール化が実験的に試行され、一部の先進的な学校では成功したかに見えましたが、むしろそれ自体が定番化されてしまい、単に教室の壁を取り外すことのできる学校が定着しただけになってしまいました。


生徒と教員が向かい合うだけの一律の関係を持つ教室、がらんどうで、さびしげで、冷たく、しかも音響性能は悪く声が響き渡る教室や廊下、古い企業の事務室のように机が並べられた教員室、こんなところで豊かな活動や仕事ができるわけがありません。


オープン化とはこれまでの学校という価値観で作られるのではなく、多くの価値観を混在させるような、温かで、居心地がよく、誰もがくつろげるような雰囲気の中でコミュニケーションに溢れる空間となることが不可欠です。


絶えず、地域の誰かが訪れて、地域の拠点ともなって、彼らとともに自然体の中で、生徒と教員が向かい合い、混ざり合う、そのような学校がこれから必要なのではないでしょうか。それがコミュニティスクールなんだと確信していました。


グリーンニューディールと言って、IT環境やソーラーなどエネルギー設備に予算をかけてる場合ではないですね。教育環境そのものに真剣に取り組む必要があります。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

テーマが異なります

岡崎市のHPに名鉄東岡崎駅の整備計画、イメージ動画等がありました

http://www.city.okazaki.aichi.jp/menu1144.html


都市整備部東岡崎・藤川地区整備課
新着情報・お知らせ

 東岡崎駅北口駅前広場整備計画(素案)にご意見を。 (パブリックコメント実施中)

東岡崎・藤川地区整備課TOP
東岡崎駅北口駅前広場整備計画(素案)にご意見を。 (パブリックコメント実施中)
北口駅前広場整備計画(素案)に対して、平成21年10月19日までパブリックコメントを実施しています。(平成21年9月18日)

→北口駅前広場整備計画(素案)はこちら(PDFファイル、2.1MB)
→パブリックコメント制度はこちら

■整備イメージ動画がご覧になれます。
1.北から駅へのアクセス(歩行者の視点)
2.南から駅へのアクセス(歩行者の視点)
3.北口駅前広場へのアクセス(自動車の視点)

※意見の提出方法
●直接持ち込み/岡崎市役所東岡崎・藤川地区整備課(西庁舎地下1階)
●郵送/〒444-8601 岡崎市役所東岡崎・藤川地区整備課
●電子メール/seibi@city.okazaki.aichi.jp
●ファクシミリ/0564-23-6535
●その他/電子申請総合窓口から

※案件名・住所・氏名・連絡先を明記のうえ、日本語で提出してください。
※意見の提出方法は、書面または電子記録に残るものとしますので、電話による意見提出はご遠慮ください。
東岡崎駅周辺地区整備推進事業
 


 1日の乗降客が38,000人、年間1,400万人が利用する名鉄東岡崎駅の北口駅前広場は非常に狭く、タクシー、一般車、バス等の交通が輻輳(ふくそう)しており、混雑しています。
 また、駅舎のバリアフリー化整備もされておらず、駅ビルも老朽化が進んでいるほか、入居店舗も減少しているなど、かつての賑わいは見られない状況です。
 このような状況を踏まえ、市では将来を見据えた中核市岡崎の玄関口にふさわしい、誰もが使いやすく、地域の賑わいを生む東岡崎駅へ再整備するために取り組んでいます。


■東岡崎駅北口駅前広場整備計画(素案)
 平成20年3月に策定した東岡崎駅交通結節点整備基本計画をもとに、地域の意見、駅利用者アンケート結果、市議会からの提言、駅周辺の交通実態を踏まえた計画素案を策定しました。

 →北口駅前広場整備計画(素案)はこちら(PDFファイル、2.1MB)

☆東岡崎駅北口駅前広場整備計画(素案)をより分かりやすく理解していただくようにイメージCG動画を掲載しました。 
 注)施設のデザイン・修景等は固まったものではなく今後検討していきます。

1.北から駅へのアクセス(歩行者の視点)
2.南から駅へのアクセス(歩行者の視点)
3.北口駅前広場へのアクセス(自動車の視点)

■これまでの経緯
これまでの経緯一覧はこちら
 
■これまでの検討内容
○東岡崎駅交通結節点整備検討会(平成18年度~平成19年度)
 平成18年度、19年度の2年間、交通関係専門家、交通事業者、関係行政機関や地元住民で構成する「東岡崎駅交通結節点整備検討会」 での8回の議論を経て、東岡崎駅交通結節点整備の基本計画を策定しました。
 
 →整備基本コンセプトはこちら(PDFファイル、839KB)
 →東岡崎駅交通結節点整備検討会はこちら

○東岡崎駅利用者アンケート調査(平成20年10月24日)
 東岡崎駅及び周辺地区において求められる公共機能や整備のあり方について、駅利用者の声を把握し、整備計画に反映させるため、アンケート調査を行いました。
 →東岡崎駅利用者アンケート調査結果はこちら(PDFファイル、198KB)

島崎義治 さんのコメント...

コメントをいつもありがとうございます。

パブリックコメントというものを考え直し、いつものやりかたを覆すようなコメントを出さねばならない、出したいですね。

これからもどうぞよろしくお願いいたします。