2007年12月8日

まんが図書館

「広島市南区の比治山公園に市まんが図書館ができて十年。三カ月で十万人が来館した当初ほどではないものの、土、日曜は家族連れなどで閲覧席は満杯で、立ち読みや床に座り込んで読むような状況が続いている。」

かつて、新しい図書館をいかに活用してゆくかをテーマとしたシンポジウムで、「若者たちにもぜひ、来て欲しい、世代を超えた交流をしたい。」と言った会場の年配の参加者に対して、今の若者文化を許容できますか、と逆に聞いたことを思い出しました。そうした相手の文化や習性を受け入れない限り、言葉だけの「交流」になるからです。

この広島市の例だけではなく、京都の都心の小学校をリニューアルして、オープンしたマンがミュージアム(というライブラリーのような施設)も同じように盛況でした。
若いエネルギーが溢れているように感じました。もちろん若者だけが集まっているわけではありません、老若男女が皆、活気に溢れているのです。

このエネルギーはマンガの読みやすさだけではないように感じます。その場で立ち読みしたり、階段に座ったり、決まった読み方などもない、本は整然と並べられていますがいたるところに置いてあります。その上、マナーは一般図書館よりずっといいようです。

管理から、静粛から、読み方から、そろそろ、決まった既成概念から逃れる必要がありそうです。

0 件のコメント: