2008年1月22日

リエゾンオフィス

先日も東京藝術大学で音楽療法に取り組む音楽家を通じて、音楽学部アートリエゾンセンターと足立区リエゾンセンターを知りました。
http://www.ayomi.co.jp/kiji/200609/200609kiji/007.htm
地域が場所を、大学が研究活動を提供するという地域と教育活動の連携、協働です。

リエゾンオフィスという言葉、組織をよく耳にします。
それは近年、大学などが産学官連携や地域連携のために設置する事務所や研究所です。大学の研究体制を地域や企業との連携の中から展開してゆこうというもので、1998年に「大学等技術移転促進法」が施行されることによって、大学の知的財産権を積極的に民間企業へと展開するようになりました。

このリエゾンオフィスという概念を聞いたのは20年ほど前でした。フランス語の言葉が、子音と母音がつながるこのリエゾンという名前が新鮮に思えたものです。実際にも、もっと広い意味で、起業組織やSOHO的組織に援用されていたのではないかと思います。当時先進の企業が改革を目指して、プロフィットセンター化やプロジェクトチーム化による企業内の様々な部門をつないでいたのですが、本来は、企業の再構築の手法でもあったのですね。今、連携と協働を行うコミュニティシンクタンクの基本構造として注目しています。

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