2008年1月23日

パブリックリソース

コミュニティシンクタンクの形を思い描いていて、パブリックリソースセンターという組織に行き当たりました。
「この法人は、非営利活動の推進に必要な経営資源すなわちパブリックリソースの開発をめざし、専門的人材のネットワークを活用して、非営利活動にかかる調査研究、新規事業の企画、実施及び支援、コンサルテーション、人材育成、情報交流、政策提言などを行い、もって市民社会の形成に寄与することを目的とする。」(パブリックリソースセンター定款より)

非営利活動の推進に必要な人材、資金、情報などの経営資源をパブリックリソースととらえるものです。今このパブリックリソースという視点からNPOの経営能力を強化、支援してゆこうとする、シンクタンクやコンサルティングが現れてきたのです。

行政と企業と市民の協働と連携の場所がパブリックリソース開発の領域であり、またその先に新たな市民社会が生まれるのだと考えられています。

ターゲットは市民活動やNPOだけではなく、企業や行政へも視野に入れられているのではないか、つまり、企業や行政のサイドにおいても市民と協働することが不可欠になりつつあるのだと感じられます。

ボランティア意識と非営利主義組織に支えられてきた市民活動がすでに協働という地点にたっていて、
そこに新たな市民社会というものの到来が近づいているような気がしました。

しかし、市民という言葉のなかに存在する「中間性媒体」を忘れないようにして。

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