2007年10月17日

文化による活性化

文化によるまちの活性化が言われています。しかし、それは大型ショッピングセンターによる再開発が失敗に終わった後、経済か文化かという幼稚な二者択一の後、今度は大型文化センターによる活性化へとつなげようとするもので、むろん、その先は見えています。多くの町がそんなことは遠い過去に見据えているはずなのに、、、、、、。

文化とは何かというかということは難しい。文化とは何かを問い続けることが重要であるという意見もあるでしょう。しかし、そんなことをしていると市民は疲弊してしまいます。言葉を上げただけで、あとは知らないと逃げてゆくコーディネーターの無責任な発言に振り回されるのも市民です。

迷路のような哲学から逃れ、もっと肩の力を抜き、自然体でできる状況を作る必要があるようです。文化とは市民の発意による、自由で、柔らかな活動の中から生まれてくるもののような気がします。そして、そのような市民ボランティアも数多いです。その活動を規制するのでもなく、また無関心であるのでもなく、背後から支援し、時には舞台に押しあげることが必要であって、それこそがまちを作るのだと思います。

まちを運営するべき組織がやらないのなら、市民自ら行うより他ありません。

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