岡崎市の中心部、康生通りの中に籠田公園があります。地下は駐車場にはなっているのですが、特に特徴のない、市民の顔の見えない公園のように感じられます。
夏以来、この公園のあり方が問題になっているようで、3年生の学生の課題のテーマとしたところ、多様な視点による公園計画が提出されました。人間環境大学住環境デザイン研究室のゼミ日誌http://jkd-uhe.blogspot.com/2007/10/blog-post_25.html にアップロードしています。
建築士の専門コースを履修している学生も、デザインに興味があり、幅広い視点からデザインを学んでいる学生もいるのですが、彼らは2年生から専門教育を受けているので、1年半くらいで、公園デザインの成果を上げたことになります。こうした成果を考えると、ある程度の準備期間を設ければ市民自ら、多くの市民が協働する必要がありますが、市民によるデザインができるのではないでしょうか。
それは、通常多くの行政で行われているような、市民の声を集めながら取捨選択、都合のいい意見だけを選別するような擬似ワークショップではなく、できるだけ多くの可能性から新たな方向を見出そうとする本当のワークショップから生まれたデザイン手法です。
市民による市民のまちづくりを目指すには市民の声と意欲が欠かせません、しかし、その方向がどのような方向へ行っても、まとめあげる能力を有し、どのような方向へ行こうともそれこそが求めるデザインなのだと、考えうる、真に市民をバックアップする本当のコーディネーターも必要となるものです。
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