2007年10月30日

下山学区推進委員会

岡崎市の郊外、豊田市との境に下山町はあります。近年、岡崎市と合併した額田町のなかにあり、深田正義氏が郷土の歴史をつづった「風・醸す」の最初の項に出てくる古い集落です。

来月、まちづくりに向けた講演会実施のため、2回にわたり、集落の周囲をめぐり、また地元の推進委員会にも立ち会ってきました。

岡崎市の郊外は周囲を山麓に囲まれていて、まちのすぐ、北東部に山が連なり、豊かな後背部が広がっています。緑が生き、水資源地となり、また農業や林業に携わる集落も多くあります。また、車で15分くらいの地域が自然に恵まれたセカンドハウス、避暑地のような性格を持った地域のようにも感じられます。

市街地はこうした豊かな後背地によって生み出されていると言えるのです。(写真の緑と市街地の境界線の中心が岡崎市中心部です。)

下山地区は山が広がり、まちづくりなどという手がかりなどないようにも感じられますが、たった、1時間ほどの会議の会話の中にも意気込みや手がかりを感じることができました。どこにもまちづくり、コミュニティのつながりを作っている「なにか」はあるものです。そしてそれはそこに住まう人が必ず持っているものであり、それを汲みとることがまちづくりの第1歩であるということを再確認してきました。

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