2008年2月21日

アウトソーシング

多くの行政や民間企業でもコスト削減のため、外部委託によって運営や製作を行なっています。本社や本庁の業務がスリム化、フットワークも軽くなります。

製作を行うということは同時にそれを支える人たち、素材を育てる人たち、それを消費する人たち、様々な人やものと間接的に、直接的に関係を持ちます。持たざるを得なくなります。

運営も同じです。これらの関係がつながり、繰り返されることによって、ノウハウやネットワークとして蓄積され、技術や文化や伝統となって表れてきます。そこには多くの知恵と文化、そしてたくましさがあります。そこにはその組織の本質が蓄えられるはずです。

しかも、コスト削減という一元的な掛け声だけで、アウトソーシングへ頼ることで、本当に大切なものを失うことをになります。

行政の本質はどこか、図書館の本質はどこか、。

業務をアウトソーシングしてもその本質は手放さないだけのしたたかさが必要です。

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