2008年2月25日

まちづくりのプロ

名古屋で開かれた「商人交差点フォーラム」に参加してきました。全国の商店街組合相互の交流であり、またその中間に位置して支援するまちづくりNPOの紹介もありました。
意欲的な取り組みばかりで、「井の中の蛙ではだめだな」という思いをとても強く感じてきました。

金沢市の竪町商店街の人たちはプロでした。
http://www.tatemachi.com/cgi-bin/WebObjects/WebTatemachi

金沢駅から約2kmの立地ですが、最新のセンスで超広域マーケットを持った若い世代対象のファッションストリートであり、近年は振興組合から株式会社に転換し、経営のプロとして、自己資金を持った株式会社が独自の商店街経営を行なっています。
特に、経営と所有を分離し、オーナーは環境づくりとテナントの選別を行い、通りの通行人数の確保と店舗の新陳代謝に努めていらっしゃいます。通りの通行量とフロアのテナント賃料は密接に関連付けられているようで、ここにもきびしい環境が垣間見れます。

地元商店街と地域の行政との密接な関係は不可欠ですが、反面、狭い世界に閉ざされてしまうのではないでしょうか。社会にはきびしい環境ながら、独自性を持って取り組んでいる地域も数多く、そうした既成概念にとらわれない新しい活動に敏感である必要があります。

できないと思っていたことが、外の世界をちょっと見るだけで、いつもの関係を飛び越えてみることで「意外にやれるんだ!」と気づくことって多いです。

0 件のコメント: