2008年2月26日

ワークショップの枠組み

一般市民はうかつにワークショップに出かけて行っては危険です。独立したステイクホルダー(利害関係者)が相対しているからでも、議論が熱く沸騰しすぎているからでもありません。

中立的な立場と思われるファシリテーターが実は行政としっかり結びついていたり、利権を同じくするファシリテーターが陰で手をつないで、市民を包囲しているかもしれないからです。

何となく意見を聞けた、聞いてもらえたと思っていては大変なことになります。同じような議論をエンドレスに繰り返していたり、自由な発想を発揮できないでしまったグループも数多く、また、市民活動に決まったやり方をあてはめたり、その評価方法も数字で表そうとしたり、結論もプロセスもお決まりのものなのです。

多くの市民が彼らのお決まりのやり方に取り込まれてしまって、身動きが取れなくなってしまいます。
単なるアリバイ証明のためだったり、ガス抜きだったり、自己満足のためだったり、、、、。

本当のコミュニティシンクタンクはそうした既成の枠組みを解体し、市民活動本来の姿を提供しようとするものです。本当のワークショップとは集まる人が自由に動き、また記録も自らとって、共有するものです。

市民のやり方でやればいい、その本質を評価すればいい。そこから市民のためのまちづくりが始まるのだと思う。

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