組織に大切なもの。それは活動をある方向へ促すもの、すべてが同時に合理的に、効果的に動いてゆくための戦略ではないでしょうか。
そして、それは、非営利組織だから、利益追求を第一としないからこそ、忘れられがちです。ここに、活動非営利組織に運営、経営という概念を与えてくれた考え方があります。
P.F.Drucker 。
彼はアメリカ的と言われる非営利組織を日本にも古くからあると指摘しています。寺やPTA、各種の法人組織、、、、大学、病院、役所。
図書館や美術館も非営利組織と言えますね。
ミッション、ビジョン、イノベーション、マーケテッィング、リーダーシップ、、、そしてファンド、、。しかし、それらはまだまだ日本では一般的ではないようです。利潤を追求する、生きるか死ぬかを争う企業には当然備わっているべきものが、忌み嫌われているようです。 そこには経営的視野、つまりマネージメント能力が排除されています。
募金というボランティア業務も日本では認知されていないでしょう。しかし、そのような行為さえも、市民、支援者一人ひとりにビジョンをメッセージとして伝え、一人ひとりとつながるものであり、マーケットが何を期待しているかを敏感に感じ取る大きな機会なのであり、それはメディアを通じたメッセージ伝達ではとてもなしえない重要な戦略であるのだそうです。
それは市民という抽象的な全体ではなく、市民一人ひとりという考え方につながる、マーケットとビジョンを密接につなぐ戦略を生み出す役目を果たすものなのでしょう。
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