2007年9月10日

リーダーシップ

昨今、ボトムアップということが言われます。とても、心地よい言葉であり、社会にとっても、組織にとってはとても大切なことです。それは組織がフラットで横につながる、とても創造的な組織といえるでしょう。


僕の身近な組織や社会にも、ボトムアップといわれ、一生懸命に動いているスタッフが大勢います。誰が責任を持って将来を見据え、今を語るのか。そこが問題なのではないかと考えますが、しかし、このことによって、責任者がいなくなってしまったかのようにも感じます。責任といっても職を賭してという意欲のことを言ってるのではなく、自らの行動をどのように評価し、次の一手をどこへ向けるかという実践的な側面が大切なのです。

リーダーが将来像なく、スタッフへやるべきことを丸投げし、同時に責任をも丸投げしているように感じることもしばしばです。それをボトムアップといっていないでしょうか。

ボトムアップで、任されたスタッフは意欲にあふれるはずですが、しかし、大変な責任を負っているはずなのです。この部分が中途半端になっている組織は多いですが、ここからはビジョンは生まれてこないでしょう。

大学という組織もそのような中途半端な組織ですが、また、行政も同様にそのようなものではないかと感じています。リーダーシップが必要とされながら排除されているのです。でも、個々のリーダーシップ、そしてそれを束ねるリーダー、今どちらの組織にも必要なのではないでしょうか。

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