2007年8月4日

歌舞伎と大相撲

伝統とは何か、文化とは何かを考えさせられます。

サーフィンを楽しむ新しさを持った横綱や大学をでて新たな道を開拓した横綱、ハワイの文化を持ち込んだとても強い大関。とても新鮮で、新たな地平を開かれる思いがしたものです。世界が広がり、文化が一気に開花したように感じたものでした。

しかし、彼らはもちろんのこと、多くの新しいものは、伝統や品格、教育という言葉のマジックによって押さえつけられてきたように感じます。

はたして、伝統とは閉鎖的なものなのでしょうか。 (そういえば、太田房江府知事は土俵に上がれたのでしょうか。)

一方で、歌舞伎のニューヨーク公演の様子も入ってきます。こちらはどんなにしきたりが重くても、そしてどんな不祥事があろうと、舞台そのものの面白さで勝負できるようになった、見てもらえるようになったのではないでしょうか。古さの中に新しさを、未来を感じます。

しきたりや伝統とは何か。郷に入れば郷に従う、しかし、世界に開かれれば、世界に従う。

伝統の本質とは何か、それは舞台や土俵の上にしか、表れてこないもののように感じるのですが、、、。

音楽家が音に思いを込め、画家がその一ふりの緻筆に工夫を凝らし、作詞家はその言葉の巧みさに命をすり減らす。弓道家は心を鎮めて的の中心を射抜き、アスリートは0.1秒、0.1cmにこだわってわが身を削る。

そんなに複雑なことはないし、教育すべきこともないように感じるのです。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

島崎義治さま

 私は岡崎市民病院で生まれました。まだその病院ありますか?島崎くんの温かい目を通して懐かしい岡崎を眺めることができてとても嬉しいです。これからも愛読させていただきますね。

島崎義治 さんのコメント...

mariさん、コメントありがとうございます。愛読していただいていて、元気が出てきました。現在の市民病院です。http://www.okazakihospital.jp/

岡崎での図書館活動を協働するY氏より、市民病院についてコメントをいただきました。

「現在の岡崎市民病院は、平成10年に新築移転しました。

我が家の子どもたちがかかっていました前の市立岡崎病院は、欠町にありました。げんき館として平成20年3月に保健施設がその敷地に建ちます。むかしの岡崎市街地の東のはずれです。

手狭になったのと、古くて汚くなったことで、新しい市民病院は高隆寺町の山の中の中央総合公園の近くに立っています。

駐車場は広くなりましたが、山の中で、不便になりました。」