2009年7月14日

シェフによるスーパー給食

「残さず食べてもらえる給食を目指す東京都足立区の区立梅島小に25日、西麻布で高級イタリアンレストランを営む片岡護シェフ(60)の給食が登場した。

 大好評だったのがトマトソースのパスタ。レストランで出すものと同等だが、値段の手ごろなパスタを使うなどの工夫で予算は通常の1食254円に収まった。

 3回お代わりした4年生の嶋圭太郎君(9)の感想は「軟らかく、ちょっと硬くてもちもち」。自然に出てきた「アルデンテ」の表現には、片岡さんもびっくり。 」(http://www.asahi.com/national/update/0625/TKY200906250276.html より)

西麻布でイタリアンレストランを経営するシェフが1食254円の給食を提供したようです。給食などの安い予算ではとてもできないという感覚があったので驚きです。

シェフによる給食は、このほかにも多くの小学校、町でスーパー給食として取り入れられているようです。フレンチからイタリアン、和食中華ラーメンお好み焼きから、、、様々なシェフがいます(http://www.chojin-chef.jp/deproject/kyuusyoku/index.html より)

食物の栄養価の数値から食を作ってゆくのではなく、生きた食事を提供するという本来のプロの腕によって「おいしさ」が求められたのです。子供たちにはおいしさだけではなく、料理を作る楽しさが実感できたかもしれません。

建築も同じです。建築家に頼むと高くなるから工務店やハウスメーカーに頼む、建設会社に任せてしまうと考える人も多いかもしれません。安易にできてしまうかもしれませんが、安易さは隠れた不備や思わぬ欠陥も生じてしまいます。
住まいや建築とは、発注者と建築家とがともに一緒になって作ってゆくものです。手間を惜しまない建築家ならば、住まいにかかわるその人のビジョンを作り出します。
少し時間はかかるかもしれませんが、思いの込められた住まいは長く愛されるものになります。
プロフェッショナルとは、いかなる条件においても、最大の利益を生み出す力を持っています。その職能こそ、今後多くの社会で、多くの場面で必要になってくるものではないかと思うのです。

2 件のコメント:

くろきち さんのコメント...

驚きです!
シェフが給食を作るなんてことが可能なんですね。
おまけに、おかわりまでできるんですか!?
食は人間にとって大切なことだから、こういうことを通して、子供が食に興味を持ってくれるのはいいことですね。

建築・・・
家は買うものでなく、施主とプロが共に造り上げていくものですよね。

島崎義治 さんのコメント...

くろきちさん

いつもありがとうございます。シェフの給食には本当にびっくりです。日本では子供にはそれなりのものでいい、という発想があるようですが、子供にこそきちんとした筋の通ったものを提供すべきですね。

衣食住大切ですね。今はすべてモノ扱いですものね。

次はスーパー塾講師が教壇に立てるようになればいいのですが、、、、。

またよろしくお願いいたします。