2009年7月16日

スターバックスによる評価

岡崎市は大きく南と北に分かれています。南は最近の町であり、北は古い城下町からの町。北は自らを都心と呼び、その再生に向けて多大な税金が注がれています。

岡崎市南部、竜美が丘にスターバックスが開店しています。なだらかな斜面にゆったりとした住宅地が広がっています。近くには大きなショッピングセンターや裁判所や警察署などが位置します。

スターバックスの店舗は近隣都市も含めて、最近は急激な増加傾向にあります。直営店ではなく、フランチャイズによる店舗の増加が著しいとも言われます。しかし、37万人都市岡崎にはそのショッピングセンター、イオン内の店舗を含めて2店舗だけです。

スターバックスが求められる理由は何でしょう?

コーヒーが安いわけではありません。いろいろの自らの好みに合うコーヒーをオリジナルで作ってくれます。ただ、これは何度も通わないとそこまでのオーダーは難しいです。また、店内禁煙です。

逆に、スターバックスは何を求めて出店するのでしょうか。安くもない、喫煙などできない規制の多い店舗が受けいれられる地域はどこなのか、そうした新たな価値感を持つ人や地域はどこなのか。

この環境に合う場所や場面を作り出すことに適切な地域に出店をするのでしょう。それにあう豊かな地域はどこなのか、それを消費してくれる市民はどこにいるのか、企業はすべて調査しています。シビアです、、、、。

ごまかすGONPOとごまかされる市民、時代に取り残される地域と次代へ向かう地域、、、、違いを見極めなければ、再活性化など不可能です。
新たな可能性を発掘するためのワークショップを合意形成のために無理やり押し付けられ、近視眼的な市民にそんな違いなどわかるはずもありません。ワークショップごっこに戯れている場合ではないはずです。

地域への評価、それは市民も行政マンも知らないところで、しかし、プロとしての的確な判断が下されているのです。違いとその可能性が見えている確かな企業が身近にいるのです。

違いと可能性を示すこと、それがコミュニティシンクタンクの役割です。近視眼的市民には厳しいものを突きつけることになるでしょう。

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