ボートマッチ(VoteMatch)とは有権者と立候補者、または有権者と政党の考え方の一致度を測定することができるインターネットを活用したサービスであり、日本では2007年7月に行なわれた参議院議員から行われたようです。
「「日本版ボートマッチ」は、あなたの政治的立場や意見に最も近い政党を知ることができる投票支援ツールです。「スタート」をクリックすると、現在の重要な政治的、社会的な争点一つ一つについて、意見を尋ねていきます。
「賛成」「中立」「反対」「わからない」の中から、自分の考えに最も近いものを選んでください。結果画面で、 これらの争点に対する主要な政党の立場とあなたの意見の一致度が分かります。
「日本版ボートマッチ」を利用することで、どのような政策がいま重要視されているのかが、わかります。また様々な質問に答えることで、あなた自身を知るチャンスにもなるはずです。ぜひご利用ください。」
(http://vote.yomiuri.co.jp/より)
25の政策について判断を下してゆき、どの政党と考えが近い、どの政党と離れているかが、最後に点数とグラフによって一目でわかるようになっています。また各政策ごとに自分自身と各政党との考えの違いがわかるようになっており、各政党の政策が立体的に説明されているようで、(メディアが作った)これまでの政策の争点をよく理解することができました。
意外に面白かったです。
政策、政争とは右か左か、○か×かという定形型に陥りやすく、国民が政治を選択する上で明確にどこまで問えるか疑問です。私たちは投票所へ行って、政党や立候補者を現実に選択しなければならず、絶対的な選択ではなく、相対的に誰が好ましいかを判断するしかない、、、、、のですね。
それを国民の大きな責務であると言うマスメディアの責務もそれ以上に大きいように感じます。国民に責務を煽る恐怖型のジャーナリストも中には見受けられます。所詮選挙は相対性理論。向こうもぶれているし、こちらもぶれている、その揺れているギャップの中で理想をすり合わせしてゆくしかないことも、今回のボートマッチでよくわかりました。
1憲法
現行の憲法を維持すべきである
2選択的夫婦別姓
選択的夫婦別姓制度を導入すべきである
3公務員の天下り禁止
公務員の関連企業への再就職(天下り)を全面的に禁止すべきである
4組織犯罪の防止強化
共謀罪を導入すべきである
5地方への補助金廃止
国から地方への補助金を全廃すべきである
6警察官の大幅増員
警察官を大幅に増員すべきである
7北朝鮮への経済制裁
北朝鮮に対する経済制裁を継続すべきである
8大企業への課税
大企業への課税を強化すべきである
9増税による財政再建
財政再建のためには歳出削減だけではなく増税もやむを得ない
10高校・大学教育の無償化
高校・大学教育の無償化を進めるべきである
11愛国心教育
国を愛する心を養う教育を実施すべきである
12病院による介護の転換
老人介護の担い手を病院から老人保健施設など居住サービスの提供者や各家庭に転換すべきである
13後期高齢者医療制度の廃止
後期高齢者医療制度を廃止すべきである
14消費税の年金財源化
基礎的な年金の財源は消費税を充てるべきである
15年金制度の一元化
自営業者の所得比例年金を含む年金制度を一元化するべきである
19パート・派遣社員の均等待遇
パートタイム労働者や派遣社員と正社員との均等待遇を法律で義務づけるべきである
20農家の所得補償
すべての農家に対して所得補償を行うべきである
21大規模農家の支援
農業への支援は、規模の拡大や効率化を進める農家を優先的に行うべきである
22脱ダム
ダムに頼らない治山・治水(緑のダム)を進めるべきである
23高速道路の無料化
高速道路の利用料金を無料化すべきである
24環境税の導入
二酸化炭素の排出を抑制するため環境税を導入すべきである
25企業・団体献金廃止
政党・政治家への企業・団体献金を廃止すべきである
(Powered by Japanese VoteMatch Working Group 技術協力: 静岡大学情報学部佐藤研究室)
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