2009年8月19日

沖縄県シンクタンク協議会

「沖縄県シンクタンク協議会設立趣意

地方の時代、国際化の時代、情報化の時代がいわれる今日、沖縄県内においても地方自治体や地域の住民による自らの地域に根差した活性化への試みが様々な形で進められている。 

私達、県内のシンクタンクは、このような地域社会の取り組みに対し、地域課題への対応や問題解決の方策を提起するなどそれぞれの企業活動を通じて一定の貢献をしてきたものと自負するものである。

しかしながら、小規模経営の多い県内のシンクタンク業界を取り巻く環境は厳しいものがあり、特に長期的な不況が続く中で多様な地域のニーズに対応するためには、個々の努力はもちろんのこと、私達シンクタンク業界としても情報収集力の向上、研究員の教育機会の確保等経営環境の整備に向けての取り組みが重要な課題となっている。 

このため私達は、これまでの各シンクタンクの有志の話し合いを踏まえ、会員相互の人的交流、情報交換等の活動を通じ、県内シンクタンクの資質の向上。業界の健全な発展を目指すべく、「沖縄県シンクタンク協議会」を設立するものである。」
http://www.thinktank-oki.net/index.html より)

地域のプロのコンサルタントの組合的組織によって新しいコミュニティシンクタンクが生まれています。

沖縄県では、自然環境調査・環境アセスメント、地域計画、経済社会の将来予測、産業振興計画、マーケティング、流通計画、各種イベント・プロモーション計画、地域振興・商店街活性化計画、緑化計画・公園計画・環境整備計画・観光リゾート計画、土地利用・都市構成・市町村マスタープラン、観光振興計画、福祉・保健計画、文化振興計画、コミュニティ計画、地域・環境計画・生態的土地利用計画などをキーワードにコンサルタント活動を行うシンクタンク9者による新たな試みが模索されているようです。

プロによる膨大な情報蓄積と専門的な解析手法によって、「沖縄の自主・自立の将来像を“目に見えるかたち”で描いてみること」を目標に、機関紙を発刊し、講演会を主催されているようです。

具体的な設立時期や活動内容、詳しい組織構成・役割は明確ではありませんが、自治体が主体となって主導するのではなく、専門家集団が独立、自立したスタイルで、地域に根ざしたシンクタンクを目指しておられるようです。
地域での活動を推進し、地域ビジョン構築に向けたリーダーとなってゆく、市民を啓蒙し、環境整備を行う専門家のありようが見えてきます。コミュニティシンクタンクへの一つの手がかりです。

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