昨日、ウォーキングマップの原稿の打合せを行い、第一部がほぼまとまり、6月20日から東海愛知新聞一面に七回シリーズで掲載されることになりました。
引き続き、学生たちの制作した13枚のマップを掲載する第二部の打合せを行ったのですが、学生たちのフォーマットがばらばらで、まとめに苦労することがわかりました。ウォーキングマップとはまちに住まう人を想定した、主観的観測によるまちの調査分析です。そのため、多様な可能性を残したくて学生たちへの制約を極力少なくし、多くの視点と表現方法を期待しました。 そこからでてきたものを素直に受け止めながらフォーマットを決めていく。それが今回のマップづくりのやり方でしたが、最後のまとめのところでその影響がでてきましたが、インターフェイスを僕のほうで調整することにしました。編集者も多様な表現にどのように切口をつくるか、楽しんでいるようでもありました。
ここにはフォーマットやインターフェイスは後から合わせるものという考えが現れています。
しかし、フォーマットを先に決める場合もあるでしょう、 インターフェイスを見ないうちから決めてしまうこともあるでしょう、そちらが主流かもしれない。しかし、それは排除の方向、取捨選択を強いられるケースが多いものです。
価値判断、取捨選択、編集、それらの基準を決める主体は、価値判断を決定し、取捨選択を下し、編集を行うものの側にあると思われがちです。しかし、それはいつも犯す大きな間違いの一つであって、決めるのは実はそこに集まる、あるいは集められる、さまざまなものの側にあるものなのです。
そこに、COMMUNITY-THINKTANK「純粋な中間性媒体」の大きな役割があるんだなと思っています。
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