2007年6月28日

NPOの運営基盤

長久手の近くの小さなまち、御嵩町でもまちづくり運動が進んでいます。計画を推進している田中氏より研究会発足の報告がありました。

自分たちの構築するネットワークメディアを基盤に運営と展開を行ない、市民とのつながりを作ると同時に、基金や収益によって確実に、継続して運営が行えるような組織が目指されています。また、ここでは総会に最終決定権を置く一般のNPOとは異なり、理事会に代表権を持つ事業型NPOが構想されています。1年に1回の総会で重要案件を決めてゆくことの機動性のなさや不安定さは大きな問題ですし、何より、組織の運営基盤をしっかりとつくる考えには同感です。彼らはその両面からの基盤をネットワークメディアの共有に託そうとしています。

こうした運営基盤の予算化はボランティア活動を行う人たちには理解をしてもらうことが難しいとよく聞きますが、しかし、十分な活動体制を築くことは、社会的使命を果たすためには不可欠のものと考えます。

僕たちのコミュニティシンクタンクも運営、研究、調査を十分に行うための資金調達も課題の一つです。が運営基盤とは資金面だけではなく、活動の場もそれ以上に重要です。御嵩町ではネットワークメディアによって、同時にそれらを構築しようと考えられているのです。
つまり、どこで活動の価値を形づくるか、どこへその価値を提供できるかを考えなければなりません。

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