2007年7月5日

関係性

さまざまな関係性の中で社会はできている。そのなかに身を置くことで、その関係性には波紋が起きる。新たな関係性、変化が生じることになります。 この関係性に波紋を起こさないように、この関係性を描くことが重要と思われます。どこの世界でも観察者が試験体をかき乱してしまうことはよくあることです。

まちづくりには今多くのコーディネーター(調整役といわれる)やファシリテーター(促進役といわれる)が関わるようになりました。しかし、その役割りは かき回すのではない、押さえつけるのでもない、導くのでもありません。また、支援するというと間違ってしまうでしょう。まちづくりの専門家と称する人がどこにも増えてきましたが、難しい役回りです。 むしろ、環境教育の分野で活躍しているインタープリターのような役割が必要なのかもしれません。


まちづくりとは関係性の渦の真っ只中にいて関係性を記述することから始まる。その網の目を肌で感じ取れるかどうかが鍵となる。鈍感力は通用しないのではないかと感じます。 記述とは市民自ら語るところから始まるのです。

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